1960s〜70s u.s.navy wool pea coat

アメリカ海軍の1960年代〜1970年代製造、ウールピーコートです。 アメリカ海軍で採用された伝統的なピーコートで、厚手のウール素材と堅牢なデザインが特徴です。タグに記載された「COAT, MAN’S, WOOL KERSEY DARK BLUE E/M」「DSA-1-4825」は、軍支給品であることを示しており、正確な規格に基づいて製造されています。カラーは深みのあるダークブルーです。 年代について、タグに「DSA-1-4825」と記載されているこの「DSA」コードとは、Defense Supply Agency（アメリカ国防供給庁）が使用していたもので、この組織は1961年に設立され、1977年にDefense Logistics Agency（DLA）へと名称が変更されました。そのため、「DSA」表記がある場合、このピーコートは1961年から1977年の間に製造された可能性が高いです。また、「100% Wool Kersey Dark Blue」という記載は、特に1960年代から1970年代にかけてのアメリカ海軍の支給品に共通する特徴で、この時期には、耐久性と保温性を重視したカーゼイウールが頻繁に採用されていました。以上の要素から、このピーコートは1960年代後半から1970年代前半に製造されたものと推測されます。 素材は100%ウールのカーゼイ生地（Kersey Wool）を使用しています。厚手で保温性が高く、寒冷地での使用に適しています。ダブルブレスト仕様（2列ボタン）が特徴で、アンカー模様が彫刻されたボタンは海軍の象徴的なディテールとなっています。裏地には滑らかなブラックの生地が使われており、袖通しが良く、快適な着心地を提供します。サイズは40R（標準的なフィット感で、多くの体型に対応）。 このピーコートは、実用性と耐久性を重視した海軍支給品として製造されました。カーゼイウールはその堅牢さから選ばれ、海上での過酷な環境にも耐えうる設計となっています。ハイカラー（首元を覆うデザイン）は寒風を遮り、海兵の保護を目的とした実用的な要素が感じられます。 表記サイズ:40R(M〜L相当) 実寸サイズ 肩幅:約47cm 身幅:約53cm 着丈:約80cm 袖丈:約56cm ※多少の誤差はご了承ください